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電気羊のその前に

by yajul

リオ五輪が終わった。
オリンピックの開会式、閉会式では次の会場となる都市の要素もふんだんに取り入れられるのだが
(前回のロンドン五輪の開会式では、ブラジルから来た子供がロンドンを見守っている、という演出があった)、特に閉会式では、五輪旗の引継ぎと、ショーも同時に行われる。
なんてことはみんなご存知のことと思うが!

今回のリオ五輪の閉会式では東京のショーが行われたのだけど、それが大変に良かった。
各所で話題になっている通りに。

(1時間51分くらいから、引継ぎと東京のショー)

東京五輪に関してはもうなんというか不安要素しかなくて、「これもうやめたほうがいいんじゃないか」という空気も一部にある現状で、このパフォーマンスが与える影響はとても大きいと思う。
いや本当に。これ、一気に東京五輪支持派が増えるぞ!
少なくともここに一人!単純と言われようともな!

というか、パフォーマンス前の「君が代」の時点で「あ、これは大丈夫」と思った。
「君が代」の曲調が、「イェヘーー」だったから!

…伝わるかはわからないが、こう、あれだよ。攻殻機動隊感、川井憲次感、菅野よう子感が。
(これ、名前ついてるのかな?)
あの時点で、歴史や伝統などを前面に押し出すのではなく、日本の持つコンテンツを前に出そうという意思が見えた。

魅力というのはなんでもそうだけど、自分が思う魅力、伝えたい魅力、わかってほしい魅力と、相手が魅力的に感じている部分は結構食い違う。
だからあの「君が代」で、世界が日本に抱くイメージに合わせられたのはとてもよかったと思う。
(まぁ、「イェヘー感」がそこまでグローバルなのかはおくとしても!)
少なくない人たちが危惧していた「俺たちが危ぶむ最悪の東京オリンピック」は避けられそうだ、という安堵はあったんじゃないだろうか。少なくとも俺は。な!

して、この「イェヘー感」。
果たして本当に、海外の人は日本をイェヘー視しているのかどうか。
一般的ではないだろう。
しかし一部は間違いなく日本をイェヘー視している。
その証拠をここに示そう…!

超有名RTSゲーム、「Command & Conquer Red Alert3」に登場する「旭日帝国」のヒーローユニット、「ユリコ・オメガ」さんのテーマ曲…!

…「お前は何を言っているんだ」と思われるかもしれないが…ほら、確かに「イェヘー」してるだろう!?

このゲームの設定として、
「ソ連が第二次世界大戦後覇権を握る為、タイムマシンで過去にさかのぼりアインシュタインを暗殺する。その結果、核兵器が存在しない世界となり、ソ連の優位は決定的になったかと思われた…しかし、その時、海の向こうから独自の進化を果たしすぎた大日本帝…いや旭日帝国がその威容を現す…!」

という、いい意味でのバカゲー要素が全編を支配する素敵なゲームになっている。
この旭日帝国は、海外ゲーム開発者による「俺たちが考える最高の日本軍」を具現化したものであり、
巨大ロボ「キング・オニ」、人型可変航空機「ジェット・テング」、水陸両用戦車「ツナミタンク」、
一切忍ばないNINJA、戦場をかけるサラリーマン、ビキニアーマーの女戦士などが暴れまわる。
そして特殊ユニットとして登場するのが、超能力女子高生「ユリコ・オメガ」である。


巨大ロボ!NINJA!超能力女子高生!

この理解力。信頼できる!
ちなみにこのユリコ・オメガさん。実は超能力女子高生・松井ゆり子のクローンで、戦うためにのみ存在しているという、大変に理解力の高い設定を持っている。戦闘中のボイスも、戦闘マシーンとして扱われる自分の境遇を無理やり納得させているような感じがして、大変にぐっとくるものになっている。日本語訛りの英語だけど。(それがいいんだよ!)
必殺技も、いわゆる「イヤボーン」、超能力を持った女の子が「いやああ!」と叫んで能力が爆発するアレを再現しており、開発の皆さんを無言で抱きしめたくなるほどの頼もしさだ。

そんな理解力の高い開発チームが「日本軍のテーマはこんな感じ」と考えたのがあの曲。
なので「日本っぽい曲はこんな感じ」というのはある程度広く浸透しているのではないだろうか。
とりわけ、日本のサブカル文化に触れた人ならば。

…何とかユリコ・オメガからオリンピックの話に戻ってこれたな!

個人的には、この「イェヘー感」は今後も「日本っぽいもの」として続いてくれればなぁと思う。
最先端の技術に同居する妖しの世界をあらわすものとして。
下町をアンドロイドが歩き、時に地震雷火事ゴジラに震え、闇にNINJAが暗躍する世界観が好きだから。

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yajul
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